過保護にはしないようにしています。

渡辺塾は面倒見のいい塾なのかと言われると、

そんなことはないように思えます。

 

以前の私は生徒の面倒を見るのに熱中していたものです。

面倒を見ることで生徒に貢献ができていると考えていたんです。

 

しかし、面倒を見れば見るほど、自立できない生徒が多くなってしまいました。

過保護に接することで生徒の考える力をなくしてしまったんですね。

 

その失敗があったからこそ、過保護にしない指導方針をとっているのです。

もちろん、面倒を全く見ないというわけではありません。

生徒に質問されれば、質問に答えますし、勉強の悩みを打ち明けられれば、真剣に答えます。

 

とはいっても簡単には教えてあげません。

まずは生徒自身に調べさせるようにしています。

 

例えば、社会の地名がわからなかったら、

私はその地名を教えることはありません。

生徒自身に教科書で調べさせます。

教科書でもその地名がわからなかったら、壁に貼ってある日本地図を見に行かせます。

 

 

そこまで生徒にやらせてそれでも調べられないのであれば、

調べ方を教えてあげるようにしています。

教科書を持ってこさせて、答えの書いてある場所に誘導してあげるのです。

 

勉強のできない子の多くが調べ方自体を知りません。

そして、そのまま放置しておくと、一人で勉強できない人間になってしまいます。

 

問題になるのは、高校生になってからです。

高校に入るために一生懸命勉強していたにも関わらず、

高校に入った途端に、成績がガクンと下がってしまう子がいます。

 

それは単純に高校の授業についていけなくなったのです。

そして、そこから脱出しようにも自分で勉強する仕方を知らないので、

そこから自力で抜け出すことはできません。

 

自ら学ぶ力を作る。

そのために自立支援学習を行っています。

 

今後も過剰な指導はあえてやらないようにしていきます。

すべては自力で勉強できる生徒を作るためです。

生徒全員がそうなれるように、いろいろな施策は行っていきたいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。