歴史は時代ごとにまとめて覚えなくてはいけない。

渡辺塾では中3生には毎日課題をやらせていて、水曜日にその範囲のテストを行っています。

全体的に歴史の成績が低い傾向があったので、中3生には歴史の覚え方をレクチャーしています。

 

昨日の集団授業では、今週の歴史の範囲が室町時代ということで、「室町時代に活躍した人物は誰?」と中3生に質問してみました。

 

1人目の生徒は全く答えられませんでした。

2人目の生徒は「雪舟!」と答えてくれました。

そして、3人目の生徒は「足利尊氏」と答えました。

 

1人目の生徒は中1のころあまり勉強して来なかった生徒です。

最近になって真剣に勉強するようになりました。

まだまだ歴史の勉強の仕方がわかっていませんね。

 

2人目の生徒の答えは、確かに正解なんですが、室町時代の中心人物になりえたか?となると的外れなんですよね。

しかし、いい着眼点は持っているので、ほめてあげました。

 

3人目の生徒の答えが理想の答えでしょうかね。

室町幕府を作った初代将軍ですし、時代を切り開いた人と考えることもできます。

ちなみに、3人目の生徒には歴代将軍の名も聞いてみましたが、答えることができていました。

 

3人は学力的に違いはありません。

得意不得意が違うものの、5教科の総合力だとあまり違いはない生徒たちです。

それなのに、なぜ3人目の生徒は答えられたのかというと、それは事前にアドバイスしたことをやってきたからなんです。

 

実は、このアドバイスは3人全員に伝えています。

しかし、実行できたのは1人だけだったんですね。

そして、そのアドバイスというのは、

「時代ごとに活躍した人物名をまず覚えなさい。そして、その人たちが何を行ったかを説明できるようにしなさい。」

 

歴史は時代ごとに活躍した人物が言えるようにならなくては意味がありません。

高校入試ではすべての時代から均等に問題が出題されますので、時代ごとに整理されていないと正解を出すことはできないのです。

 

もちろん人物が答えられるようになるためには、教科書で調べていかなくてはなりません。

その手間がありますが、きちんと整理され、それが暗記できれば実力テストの点数も少しずつ上がってくるに違いありません。

 

正しい勉強方法を実行すれば点数はあがります。

中3生にはやり方を徹底させていきたいと思います。

 

 

それでは、今日はこの辺で。