とある中3生の授業をやっていたときの会話です。
私「わからないことがあったら調べるのが勉強なんだよ。だから、わからないことがあったら、教科書や辞書で調べてごらん」
生徒「でも、教科書に書いてあることがわからないんだよね。」
私「教科書ってみんなが使うものだよね。あれはみんなが理解できるように作ってあるんだけど?」
生徒「教科書を理解できるのは頭がいい人だけだよ。自分は教科書を読んでも意味がわからない。」
この生徒の気持ちはわからなくはありません。
実際、教科書を読んでもわからないと言う生徒は増えています。
それでも、わからないことがあったら、調べることをしなくてはいけないんです。
教科書でわからないのであれば、他の参考書や用語集などで調べてみましょう。
同じ内容について、図で説明してあったり、表でまとめてあったりします。
とはいっても教科書はわかりやすくできています。そもそも私の学生のころの教科書と今の教科書では全く違うものになっています。
私のころは白黒だった教科書も、今はカラーで写真つきで載っています。
圧倒的に今の教科書の方がわかりやすくなっているはずなんです。
それなのに理解できないのは教科書を読むことの経験が浅いからです。
この生徒は勉強してわからないことがあっても、調べることをほとんどしません。
それでは、点数は上がってきませんし、真の勉強をしていることにはなりません。
頭が良くなるために行うのが勉強です。
わからなかったら調べる。当たり前にできるようになりましょうね。
それでは、今日はこの辺で。