週末は保護者面談を行っています。
今日も3件の保護者面談を行いました。
その中で中3の秋から入塾した生徒がいます。
基本的に夏期講習を経験していない中3生の入塾はお断りしているのですが、
この生徒はお姉ちゃんがうちに在籍していたこともあり、
その縁故で入塾をすることとなりました。
入塾前は全くといっていいほど勉強してこなかったこの生徒。
私は当初、塾に入ってうちのやり方についてこれるかと心配しましたが、
根がまじめだということもあり、しっかりとついてきてくれています。
この生徒は学校の生徒からも「やればできる子」と評価を受けていました。(お母さん談)
本当にその通りで、授業で説明をしたことをすんなり理解し、問題もしっかりと解ける生徒でした。
そして、もう一つ才能があることが判明したのですが、
それは「字がきれい」だということです。
以前にもブログで書きましたが、「字がきれい」なのは勉強に有利なのです。
実はそれは数学の計算で活かされます。
数学の計算はルールをしっかりと理解しなくてはいけないものですが、
それに加えて大事になってくるのが、計算過程を丁寧に書けるかということなんです。
汚い字の場合、計算過程で何を書いているかがわからなくなり、計算ミスを引き起こす原因になります。
ルールを理解していても、計算過程がしっかり書けていないと、計算で正解を出すことはできないのです。
この生徒は私の指示通りに計算過程を書いてくれます。
そのため、計算への理解がすばらしく速いのです。
受験まではそんなに時間は残されていませんが、これならば中学の計算方法はすべて理解できるようになるでしょう。
一つでも何らかしらの才能があれば、成績を伸ばすことができるようになります。
要は、才能も使い様ということです。
子供の才能を評価してあげることはとても大事なことだと思います。
例えば、「歴史が好き」「本を読むのが好き」「複雑なゲームのルールを理解できる」
何でも構わないと思います。
それをいかに学力に結びつけるのか。その応用力こそが大事なのです。
何も取り柄のない子供なんていません。
才能を評価してあげて、それを勉強に活かせないか考えてみてください。
きっといい成果が出てくると思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。