暗記できるかどうかは才能ではないのかもしれない。

長年、塾講師として勘違いしていたのかもしれません。

常々、私は「暗記は才能である」と思っていました。

しかし、最近そうではないのかもしれないと思い始めたのです。

 

渡辺塾では週に2回英単語テストを行っています。

その英単語は教科書に載っているもの。

それを覚えれば教科書の内容もわかってくると思ってやっています。

 

とある中2の生徒がいるのですが、その生徒は中1まで全く勉強してきませんでした。

英語は英単語を覚えていないと、まったく理解することができません。

その子も例外ではなく、英単語をほぼ知らないという状況で塾に入ってきたのです。

 

塾に入ってから半年がたち、英単語のテストも何十回と乗り越えてきました。

最近その生徒に「英単語暗記するのが楽になってきたんじゃない?」と質問してみました。すると、その生徒はハッキリと「はい!」と答えたのです。

 

勉強は才能があればできるのだとは思います。

しかし、才能がない人が勉強をできるようにならないわけではないのです。

才能がないのであれば、経験でなんとかするしかありません。

 

とにかく最初はできなくても根気強く続けてみるのです。

スポーツでもそうですが、基本練習は反復が大事になります。

そうしなければ、体に染みつかせることができないのです。

 

勉強も例外ではありません。

どれだけの経験を積ませるのか、それが大事なのです。

 

勉強方法がわからないから勉強をしない。と悩んでいる人も多いと思いますが、

そんなの気にしていても何も始まりません。まずは、間違ってもいいから始めてみてください。最初はうまくいかなくても必ず成長するはずです。

 

 

それでは、今日はこの辺で。