頑張るのが先か、夢を見るのが先か。

今月から入ったとある高校1年生と話をしていました。

その生徒「頑張る」といいつつも、なかなか行動に移せない子でした。

 

その生徒から将来の夢について相談を受けたのですが、特別支援学校の先生になりたいやら、税理士になりたいやら、カウンセラーになりたいやら・・・色々な夢を言ってきました。

 

ただ、これらは自分が本当になりたいという願望から出てきているのではないのです。

学校の先生から「夢を持てば頑張れる」と言われたから、今必死に夢を探している最中なのです。

 

夢を考え続けることは間違ったことではありません。

夢があるからこそ人は頑張れるのであり、夢がない人は所詮頑張り続けることはできません。

 

しかし、その夢は自分が心からなりたいものでなくてはいけません。

適当になりたい夢を語ったところで、その夢が険しく厳しい道だと知ってしまうと、とたんにあきらめてしまいます。

大事なことはどんなに困難なことがあろうとやり遂げる強い気持ちを持つことです。

 

慌てて適当な夢を選ぶくらいなら、今できることを精一杯やることの方が大事です。

学校の成績を取り続けて、その成績で行けるところに進学する。

こういった考えもアリだと思います。

 

理想は夢を持ち、その夢に向かって頑張ることです。

しかし、夢がないのであれば慌てて決める必要はありません。今は目の前のことに全力を傾けましょう。もちろん、夢を探すことは続けなくてはいけませんよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。