昨日、とある高校1年生と話をしていました。
前回の定期テストは毎日のように塾に自習に来ていた生徒なのですが、今回の定期テストはあまり塾に自習に来ませんでした。
今回の定期テストでは前回と同じ順位をキープしていました。
もうすでに上位にいる生徒なので、キープするだけでも大したものです。
話を進めていると、私が聞いてもいないのに、
この生徒は「今回は塾に自習に来なかったけど、家でめちゃくちゃ勉強したんだよ~」と
言ってきました。
もしかしたら、私に勉強していなかったと疑われていると思ったのでしょうか?(笑)
私は「知っているよ、あなたが勉強しないはずがないじゃない」と答えておきました。
するとその生徒は「なんで見ていないのにわかるの?」と聞いてきました。
私は「だって、今までずっとあなたの勉強の様子を見てきたじゃん」と答えておきました。
私の中で、この生徒が勉強していない姿を想像することができません。
それはこの生徒が中3のころの勉強の様子、勉強への意欲を見てきたから言えることです。
逆に、いつも勉強に対して逃げ腰な生徒は、ここまで信用はできないでしょうね。
そして、話を進めていると、この生徒から学校の親友についての話が出ました。
この親友の子は両親が学校の先生で、うちの生徒よりも成績が上位らしいのです。
うちの生徒はこの親友と出会えてよかったと喜んでいます。この生徒にとって、この親友はライバルであり、目指すべき目標なんです。
生徒から親友の話を聞いていると、
「私の友達、中学生時代すごい勉強してたんだって。高1の今でも毎日勉強してるよ。しかも塾には行ったことがないんだって」と話していました。
続けて、「私の友達と話していると、先生※と同じことを言うんだよ!」と言っていました。※この先生というのは、私のことです。
私が「どういうこと?」と聞き返すと、
その生徒は、「いつも先生が私に言ってくれている勉強のアドバイスと同じことを、私の友達は話すんだよ」と言っていました。
つまり、うちの生徒の親友というのは、私が生徒に送っている勉強のアドバイスをすべて自分のものにしているということです。
勉強では何が有利で何が不利なのかをよくわかっているのでしょうね。
この子の両親が学校の先生ということも関係はあるのでしょうが、この親友の子は自らの経験で理解してきたのだと思います。
勉強が得意な生徒は、勉強に有利なことを自然と身につけているものです。
それを信じて、とにかく勉強することで、成果を上げ続けてきたのです。
こういう子は今後、社会に出た後でも自ら考え行動できるでしょう。
ちなみに、うちの生徒もこの親友には負けているものの、相当レベルの高い生徒です。
有言実行を繰り返して、ここまで上がってきた生徒です。
この生徒の行く末も、問題ないと考えています。
頭のいい子というのは、周りを感心させるレベルで行動しています。
最初から頭のいい子などいません。この子たちは今まで何度も悔しい思いをして、へこたれずにここまで上がってきたのです。
辛い経験から逃げ出さない強い気持ちを持つ子。なかなか出会えないレアなキャラですが、こういう生徒が頭のいい子だといえるのでしょうね。
辛いことからは簡単に逃げてはダメですよ!
できるかぎり、頑張ってみてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。