勉強をするのか、しないのか?
塾に行くのか、行かないのか?
高い高校を志望するのか、低い高校を志望するのか?
これは生徒本人が決めなくてはいけません。
もし、親や教師が強制力を発揮して、無理やりやらせることはできますが、自発的な決定でなければ成果は出ないでしょう。
そして、自分でどちらかを決定し、前者の選択肢を決定したのであれば、そこからは責任もってやらせる必要があります。
先日、中3生の何人かとテスト結果について話をしていたのですが、
とある生徒に私が「志望校を早く決めた方がいい」と話をすると、話の流れの中で「勉強するのが嫌いなんですよね」と生徒が答えました。
勉強は誰だって嫌なものです。できない当初は苦痛しかありません。
しかし、それでも歯を食いしばって頑張り、少しずつ成果が出てくると、楽しくなってきます。
勉強が嫌いという生徒は、成果を出したことがないのです。
そして、成果が出てないということは頑張りができていないのです。
この症状は男の子のほうが顕著にでてきます。
女の子は「こうやるんだ」と一旦決めてしまえば、とてつもないやる気を発揮するものです。
しかし、男の子は最後の最後までうじうじ悩み、自分で決定することにビビってしまい、なかなか行動に移しません。
そして、入試間際になって、やっと追いつめられると途端にやる気を発揮し始め、とてつもなく頑張り始めるのです。
長年、塾講師をやってきましたが、大体上記のように性別毎に特徴が表れてきます。
もちろん例外はいますが。女の子でも全くやる気のない子もいれば、男の子でも大志を抱いて邁進している子もいます。
大事なことは、まず決めさせることです。
これは勉強しないことも含まれます。
どうしても勉強が嫌いで、勉強することをしたくないのであれば、させなければいいのです。
その代わり、どんな人生が待っているのかを説明してあげてください。
勉強しなければ、誰でも行けるような高校にしか行けないでしょうし、今後もつらいことがあると逃げ出すでしょう。そんな人が輝かしい人生を歩んでいるとは到底思えません。
そこまで説明をして、それでも勉強をしないのであれば、もうその子の人生です。
薄情かもしれませんが、私はその子に責任を負わせますね。
逆に、勉強を頑張ると決めたのあれば、それはそれで責任を負わせてくださいね。
「やる」と言った以上、中途半端な頑張りを許してはいけません。
最後までやり遂げさせなくてはいけないのです。
まずは子供に覚悟を決めさせましょう。そして、覚悟が決まったら保護者の方々は全力でサポートしてあげてください。
成功するかしないかは、どれだけの気持ちで決意を持つかかもしれません。
それでは、今日はこの辺で。