うちの塾の1学期の中学校の定期テストはすべて終わりました。
今は採点した答案と成績表を待っている状態です。
テスト結果が返ってきた中で、大きく社会の点数を上げてきた生徒がいます。
その生徒の点数は90点でした。
でも、その生徒は塾で社会の授業はとっていません。
私が勉強方法を教えただけです。この生徒はそれを忠実にこなしてくれたんですね。
もともとの才能もあったのでしょうが、この生徒は最低でも3回はワークをこなしてくれました。3回以上学校ワークを繰り返すと成果が出てくるんですね。
一方で繰り返しを全くやらない、もしくは回数が少ない生徒は点数が全く上がっていません。当たり前のことなんですけどね。
こういう生徒に多いのは学校ワークを1回目にやるときに、しっかりと解いていないのです。
学校ワークは学校に提出しなくてはならないので、最低でも1回はやらなくてはいけません。
その時にしっかりとわからないことを調べて理解しながら進めていないとダメです。
最悪なのは答えを丸写ししてしまうこと。
これをしてしまうと、2回目を解こうとしても全く手が出ず、繰り返しワークを解くことができません。
ワークの1回目はとにかく調べて理解しましょう。
1回目でそれなりに思い出したり理解したら、忘れる前に2回目に突入しなくてはいけません。せっかく1回目で理解しても、時間が空いてしまえばすぐに忘れてしまうものです。
間髪いれずに解きなおしをしてください。
そして、2回目を解くときはできなかった問題にチェックを入れるようにしましょう。
これは3回目以降に役に立ちます。
3回目以降はチェックのついたできなかった問題だけをやってみるのです。
そうすることで時間を短縮できます。時間が短縮されればすぐに4回目に進めるはずですね。
自分の子の点数があまりよくないのであれば、それは繰り返しをしていないからです。もし、保護者様がお子さんの勉強を見ることができるのなら、ワークを何回転やっているのかに注目してください。
そして、時間が空いているのであれば、その学校ワークから口頭で問題を出してあげてください。全然答えられないのであれば、また繰り返しをさせればいいのです。
教科書をただ読んでいるだけ・・・ノートまとめを始める・・・マーカーで印をつけている・・・などはすべて間違った勉強方法です。
これは単に勉強しているフリなんですね。
「勉強していないと怒られる・・・なら、勉強っぽいことをして、時間を過ごそう。」
子どもがよく考えることですよね。勉強した気になって満足しているのです。
もし、上記の勉強方法をしているのであれば、やめさせてくださいね。そして、ワークを目の前で解かせてください。当たり前のことですが、ワークの問題が解けなければ、テストは解けませんよね。
答えと問題を暗記してしまうくらい繰り返し勉強する。
これが成績を上げる一番の近道ですよ。
それでは、今日はこの辺で。