春期講習10日目です。春期講習も明日で終わり。木曜日はお休みで金曜日から通常授業再開となります。
先日2日に塾で模擬試験を行いました。その日のうちに自己採点をやるように指示しておいたので昨日来た生徒の結果を聞いていきました。
その中でとある中2の生徒の結果を聞いたのですが、
その生徒は「あまりよくなかった…」と感想を言って来たのです。
実際に点数を聞いてみると、その生徒の実力とは程遠い結果でした。
しかし、よくよく答案を見てみると、問題で聞かれていないことを答えていたのです。
例えば、A~Dの記号で答えなさいと書いてあるのに、「ウ」と書いたり、
記号で答えなさいと言われているのに、言葉で書いていたり。
その生徒にそのことを指摘すると、「問題を読んでいなかった」とのこと。
これってよくやるミスなんですが、問題文を読まないということは正解を出すことができないということです。どんなに頭のいい人でも、問題文をしっかりと読まない人が正解を出すことができません。
クイズ王だったり、そうとう勉強している生徒であれば、問題文を少し読んだだけで答えを導くことができるでしょう。しかし、そんな生徒はまれです。
ほとんどの生徒がそこまでの勉強をしているとはいいがたいです。
その生徒は反省をしてくれましたが、続けてこうも言っていました。
「俺、本番に弱いんだよね」
確かにそういうこともあるのでしょう。本番に弱い生徒というのは確かにいます。
しかし、その弱点を克服するのには相当難しいです。
普段から本番を想定しながら勉強していればいいのですが、そんなことをしながら勉強できる強い精神力を持った生徒はほとんどいません。
では、どうすればいいのか。
答えは簡単です。本番で力を出せないのであれば、普段から高得点をとり続けておくしかないのです。
例えば、合格に5教科合計300点が必要だったとします。
そうであれば、350点を普段からとっておけばいいのです。
仮に、本番で緊張して調子がでず失敗したとしても、50点も上乗せしておけば十分に合格点がとれるでしょう。
自分が本番に弱いとわかっているのであれば、高得点を狙っていきましょう。
そうすれば失敗したときでも対処できるはずです。
この生徒はまだ中2生。これから注意力を鍛えていけば、高校入試までには間に合うかもしれませんね。反省を生かして、ここからの勉強を頑張っていきましょう。
それでは、今日はこの辺で。
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