春期講習9日目です。春期講習も残りわずかですね。後少し頑張ります。
新しく塾に入った生徒の実力もこの春期講習でだいぶわかってきました。
ほとんどの生徒が数学が苦手だと塾に入ってきたのですが、この春期講習で基本の計算を教えてあげたところ、理解ができないということはありませんでした。
数学が苦手かどうかは計算ができるかどうかにかかっているのですが、
この計算ほど、できないとつまらないものはありません。
数学自体がわからなくなるだけではなく、数学の問題を解くだけで苦痛に感じ、勉強自体を嫌いになってしまうのです。
私は数学こそすべての要素を兼ね備えた教科だと思っています。
第一に計算力。
これは日々の積み重ねが必要です。
学校で習った後にいかに復習をするか。そして、間違えがないようにいかに慎重に問題が解けるか。間違ったところを確認できるか。など、いくつもの注意点を乗り越えて初めて身についてくるものです。
第二としては、文章題を解く読解力。
これは国語力とも直結しますが、文章の意味を正確に理解しないと式を立てることができません。小学生の多くもこの文章題には苦戦しますが、これを苦にする生徒は大体国語力に問題があるように思われます。
第三として、図形を把握する空間把握力。
これは年齢を重ねていくとおのずと身についてくるものらしいですが、幼少のころからパズルなどで遊んでいた子供はいち早く身につけることができます。
このように数学を本当に得意科目にするためには、すべての要素を身につけなくてはいけません。とはいっても、まず最初に必要になるのは「計算力」です。
数学の計算が苦手と言う生徒は、中1の正負の計算でつまずいていることが多いです。
この部分を解消してあげるだけで、今までできなかった計算がみるみるうちにできるようになるのです。
後は、基本的な計算の型を教えてあげなくてはいけません。計算を苦手としている生徒というのは、計算過程がいい加減です。しかし、ここをしっかりと矯正してあげれば、計算間違いをしなくなります。
この春期講習で、新しく入ってきた生徒の計算ができない原因を取り除いてあげました。中には、計算が大の苦手だったのに、授業ごとにわかるようになり、短期間ですらすら解けるようになった生徒もいます。
この生徒は今まで全く勉強をしてこなかったのですが、数学の計算ができただけで勉強自体が楽しくなったと言ってくれました。こうなれば、他の教科も相乗効果で点数があがってくると思います。
とはいっても、この生徒は他塾に通っていたのですがね。そこに2年も通っていたのに、ここまでできなくなるのは、その塾の指導方法に疑問を感じます。
適切な指導を受ければできるようになるのは、その生徒に才能がある証拠。後は、その才能を信じてあげて、伸ばしてあげればいいだけです。今後が楽しみですね。
1学期の数学は計算が主です。ここの頑張り次第で、今後の数学の出来が変わってきますよ。
頑張っていきましょう。
それでは、今日はこの辺で。
コメントをお書きください