自分の限界なんてものは、本当は存在しない。

塾で指導していると、いろいろな生徒と出会います。

大きな夢を抱いている子、自分の能力を決めてつけている子、努力することを嫌う子などなど。

 

「大きな夢を抱いている子」は、現実を知るとすぐにその夢をあきらめがちです。

人は努力を始めると、自分の夢をかなえる途中には大きな壁があることに気づきます。

 

その壁が大きすぎて、自分には無理だとあきらめてしまいます。

最初から登れないとあきらめてしまうのです。

 

「自分の能力を決めつけている子」は、勉強を頑張ったことがありません。

努力して頭がよくなる可能性を最初から否定しているので、勉強をがんばることをしないのです。

 

こういう生徒は周りから影響を受けている場合があります。

兄弟がそんなにいい進学先に進んでいない。親から「お前は馬鹿だから」とあきらめられている。周りの友達がそんなに努力していない。などなど。

 

「努力を嫌う子」は、そもそも未来に希望を持っていません。

努力をしたって、大した人生は歩むことができない。ろくな大人になれないと悟ってしまっています。

 

もしかすると、以前努力をした経験があり、それでもうまくいかなかったのかもしれません。そうなると、どんなに周りから努力をした方がいいと説得されても、てこでも動きません。

 

このように、勉強をすることを嫌う。将来を悲観する。というのは、自分に限界を決めているからです。

 

実はこの限界というものは、存在しません。勝手に自分で決めつけてしまっているだけです。限界は努力をすることで破ることができます。

 

テレビでこんな子がインタビューを受けていました。その子はごくごく平凡な高校(偏差値48くらい)に通っていたそうです。そんな子が、東大に合格したそうです。

 

基本的にその程度の高校から東大を目指す人はいません。実際に、その高校ではその子以外東大に合格した生徒はいないそうです。

 

その子は一日15時間勉強したと話していました。

きっと周りからは無理だとか罵られていたことでしょう。

でも、自分の可能性を信じて努力を続けたのでしょうね。

 

その子は「東大に入ってからの方が大変です」と続けて話していました。

東大を目指すような子は、基本的には中学時代から頭がよかった子です。

周りにずっと勉強を続けていた人がいるのですから、周りに合わせるのは大変でしょう。

 

自分の限界を決めていれば、東大に入ることはなかったでしょう。

でも、この子は東大に入る夢をあきらめなかったのでしょうね。

 

自分の置かれている環境は関係がありません。その環境を変えることができるのは自分だけです。もし、大きな夢があるのであれば、その夢をかなえるために努力をするしかありません。

 

残念ながら、この地域の学生は全国から見ると非常に学力が低いです。

でも、だから何?って話です。どれだけ周りがひどい状態だろうと自分の進む道を拒むことはないはずです。

 

先の『ビリギャル』だったり、最近のドラマの『下剋上受験』だったり、ちまたには底辺から這い上がったサクセスストーリーがごろごろ転がっています。是非、参考にしてみてください。

 

自分にはまねができないとあきらめるのではなく、まず挑戦してみましょう。

たとえ挑戦して失敗したとしても、その挑戦はきっと無駄になることはありませんから。

 

 

それでは、今日はこの辺で。