成績に波がある生徒と安定感のある生徒はどちらがいいの?

まず先に謝らせてください。

昨日のブログで後期の倍率が確定と書きましたが、真っ赤なウソでした。

 

千葉県公立高校入試の志願先変更は27日の月曜日まででしたね。

「?」をつけておいてよかったです。

月曜日まで倍率は変動しますので、推移を見ておいてください。

昨日書いたこととはかけ離れた結果になるかもしれませんので・・・

 

では、本題に。

渡辺塾では生徒たちの過去問の点数を記録するようにしています。

そして、各教科の最高得点と最低得点を算出してその差を見るようにしています。

 

結果を集めていると、生徒のパターンが二通りあることがわかります。

それは、タイトル通りなんですが、

「成績に波がある生徒」と「成績に安定感がある生徒」です。

 

どちらがいいかということですが、一長一短なので甲乙つけがたいです。

 

「成績に波がある生徒」

うちの生徒の一例を示します。

267⇒297⇒273⇒318⇒341⇒303

最高得点369点 最低得点252点 その差117点

 

この生徒は波が激しいですね。差が117点もあるのでハッキリしています。

絶好調なら最高得点ですが、絶不調だと最低得点になるかもしれません。

 

こういう波がある生徒は、苦手な分野がはっきりとしていることが多いです。

下がった場合は過去問に苦手な分野が多く出て、上がった場合は得意な分野が多く出たんですね。

 

波が激しい場合は、本番で悪い波が出るか良い波が出るかがわかりません。

ただ、苦手な分野がはっきりしていますので、指示は出しやすいです。

この子には、点数が低かった年の過去問は総復習させています。

 

「成績に安定感がある生徒」

386⇒402⇒384⇒393⇒402⇒395

最高得点416点 最低得点370点 その差46点

 

差が100点を切っていますので、安定感抜群の生徒です。

ここまで安定感があると、特に問題はありません。本番でも高得点が期待できます。

 

一方でこんな生徒もいます。

247⇒280⇒288⇒295⇒283⇒298

最高得点320点 最低得点237点 その差83点

 

この子も差が100点を切っているので安定感があります。

ただし、この生徒は300点の壁を超えることができていません。

 

こういう生徒の場合は安心はできません。もし、本番で苦手な分野ばかり出てしまうとたちまち点数が下がってしまう可能性があります。

 

しかも、どこを総復習させるかの指示だしも難しいです。

全体的な底上げが必要なのでしょうが、できない分野とできる分野がはっきりとしていないので、明確にここだけやっとけばいいよと指示が出せないのです。

 

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基本的には「安定感がある生徒」の方がいいに決まっています。

でも、それは十分に点数がとれている場合です。

点数が伸び悩んでいる場合もありますので、一概に安定感があるからいいねとは言えないのです。

 

逆に波がある場合は、その波を抑えていかなくてはいけません。

悪い波をいかに抑えるかが本番までの課題になります。

苦手な分野をひたすら解きなおした方がいいでしょうね。

 

結局はどちらにも問題があるのです。

早めに自分がどちらのパターンなのかを把握して、パターンに合わせて勉強をした方がいいです。最終的には本番で成功すればいいのですから。

 

茨城県公立高校入試まで後6日。千葉県公立高校入試まで後4日です。

ラストスパートですよ。頑張りましょう。

 

 

それでは、今日はこの辺で。