作文添削で文章力のなさがよくわかる。

高校入試では、千葉県・茨城県関係なく、必ず作文が出題されます。

毎年、過去問をやらせていますが、その都度作文の添削をしてあげないといけません。

 

中学生くらいだと作文力がほとんどありません。

文がどういう風にできているのか、しっかりと理解できていないのです。

 

作文力がない生徒は小学生時代に読書感想文を適当にやっていることが多いです。

文章を書く機会はそんなにありません。せっかくの機会なのに、真面目に取り組まなくては中学生で苦労するのは仕方がないことですね。

 

ダメな作文に多いのは、一文がとても長くなってしまっていること。

一文が長くなってしまうと、主語と述語の関係が見えなくなってしまいます。

 

文の長さは一文二義が良いと言われています。

一文二義というのは、

「お腹が減ったので、ご飯を炊こう。」

のような文章です。一文の中に2つの意味が込められています。

 

「お腹が減ったので、ご飯を炊いてほしいと、お母さんに頼んだ。」

これは一文三義となっていますが、これだと文章が長くて主語と述語の関係があいまいになってしまいます。

 

作文力がない子は、文の長さを一文五義とか、一文六義とかにしてしまいます。

一つの段落に一文しかない。なんてことを平気でやってしまいます。

 

主語と述語がでたらめでは、文は成り立ちません。

例えば、

私が好きなことは、・・・・(略)・・・・・・、サッカーをします。

 

これはおかしいとわかりますね?

主語は「私が好きなこと」なわけですから、述語が「します」だとおかしいですね。

述語は「サッカーをすることです」とするのが妥当でしょう。

 

作文を添削していると、文の構成力の弱さに驚きます。

普段から文を書く癖をつけておいた方がいいでしょうね。

そうしないと、大学に進学したときや、社会に出てからも困ることになってしまいますよ。

 

手っ取り早く作文力を身につけたいのであれば、日記を書くことをおススメします。

普段から文を書く癖をつけることで、作文力は少しずつ身についてくると思いますよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。