先を見てアドバイスをしているんだよ。

塾講師3年目で受け持った中3生に、何気なく大学に行くことの大事さを語ったことがありました。

その時の話に影響を受けてその生徒は鹿島高校に進学した後、大学進学に向けて勉強を続け無事に大学へと進学しました。

 

その生徒が大学生になった後、私と会う機会があり、その生徒から「先生に言われたから大学を目指したんだよ。先生のアドバイスがなかったら、大学には進学してなかったかもしれない」と感謝されました。

 

私的にはそこまで考えて発言したわけではなかったのですが、何気ない言葉でも生徒に影響を与えるのだと初めて知るきっかけになりました。

 

そこから数十年が経ちましたが、私は今も塾講師として働いています。そして、今では生徒に投げかける言葉をよく考えてから発言するようにしています。

 

「生徒に苦労をかけさせない。

そのためには、今頑張らせないといけない。」

その一心でアドバイスをしています。

 

親心とある意味一緒ですね。

保護者の方々もわが子の将来を案じているからこそ、叱咤激励をするんですよね。

 

しかし、こちらの想いはなかなか子供には伝わりません。

あまりにも伝わらないとイライラします。しかし、グッと我慢して想いを伝える必要があります。

いつか伝わると信じ、めげずに何度も何度も言い続けるしかありません。

 

そして、私の想い、保護者様の想いが子供に伝わると、その子供は劇的に変化します。

 

自ら動くようになりますし、自分の考えで行動できる子に成長します。

 

そのような変化が現れるまで、私はアドバイスを出し続けます。

保護者の方々も一緒に頑張りましょう。でも、あまり怒りすぎてはいけませんからね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。