問題文とは対話しよう。

以前、問題文を理解することが大事と言いました。

 

では、問題文を理解するとはどういうことなのでしょうか。

 

テストの問題というのは、出題者の意図が必ず含まれています。

例えば、問題文に問題を解くカギとなる「キーワード」を紛れ込ませます。

 

そのキーワードを見れば、問題の答えを導くことができるというわけです。

 

つまり、出題者というのは、

「このキーワードを問題文に入れておくから、正解を出してね」

とメッセージを入れているわけです。

 

そうすると、解答者はこのように考えるべきですね。

「このキーワードが入っているということは、この問題の答えは○○なんだね」と。

 

しかし、このメッセージであるキーワードを見逃してしまうと、

あてずっぽうで問題に答えることとなります。

「たぶん、雰囲気的に××が答えでいいでしょ!」

なんて考えになってしまったら、もうその問題に正解するかは50%の確率になってしまいます。

 

出題者はそこまで厳しい人ではありません。

「誰も解けないような問題を作成しよう」なんて考えていません。

むしろ「ヒントを上げるから是非正解を出してくださいね。」と考えています。

 

しかし、中には「難しい」問題も用意しています。

そんな時、出題者は問題文に罠をしかけます。

「この問題はここに引っかかったら、正解できないぞ~」と愛をこめた問題を作成してくるのです。

 

そうなったら、解答者はこう思いましょう。

「ここで引っかけようとしているな。騙されてたまるか!正解は○○だろ!」と。

そこまでこれたら、その人は成績優秀者ですね。

 

問題はあくまでも人が作ったもの。

だからこそ、その出題者が何を考えて問題を作成したかも考えてみましょう。

その問題との対話がうまくなれば、きっと正解率は上がって来ると思いますよ。

 

 

 

それでは、今日はこの辺で。