今日も朝から保護者面談でした。今日は1件でしたので、空き時間を使ってこれを書いてます。
今日の保護者様はとても教育熱心な方。子供に対する愛情がとても心地いい方でした。
で、子供に対しての接し方について、お悩みを抱えられていたので、いろいろと私ながらのアドバイスをさせていただきました。
そのお悩みというのは、「ほめ方としかり方」
多くの保護者様が悩まれているテーマかなと思いますので、ブログにも書いておこうと思います。
どんな保護者様も、わが子に対しては「しかる」ということが前面に出てしまっています。
身内ですから、子供の素行に対して怒りを覚えてしまうのは仕方のないことです。
穏やかに子供に接することができる保護者様ってどれだけいるのでしょうか?
でも、これって子供を心配しているから出てしまう感情なんですよね。
愛情の裏返しなわけです。しかし、そんなことは子供には伝わりません。
子供としては、「うるさいなぁ」くらいしか思わない。そんな反応にまた怒りが出てくる。
そんな悪循環になるのが当たり前の光景なんですよね。
一方で「ほめる」ということ。
これってなかなかできることではありません。
保護者様には子供に「こうなってほしい」という願望があります。
子供がその願望に近ければ素直にほめられますが、かけ離れている場合はほめるようという気持ちは出てきません。
ですが、「ほめる」ことは大事なことです。
人はどうしてもほめられたい、認められたいと思うもの。
「ほめる」という行為自体、子供の成長には欠かせないものなんです。
ただ、心にもないことを「ほめる」というのは、あまりよろしくありません。
なぜかというと、子供は保護者様の心を見抜いてしまうからです。
「どうせそんなにすごいと思ってないんでしょ」と思われたら最後、せっかくの「ほめる」という行為自体が無駄になってしまいます。
では、どうしたらよいのか。
それは、「しかる」と「ほめる」を同時に行うことが大事なんです。
例えば、
「この数学の点数はどうしたの・・・(怒)。でも、社会は上がったね、すごいね」とか、
「いつも私の言うこと聞かないで・・・でも、これだけは守ってくれたね」とか。
あまりいい例えになってないかもしれませんが、
大事なことは順番なんです。
「しかる」などのマイナスなことを言ったら、必ず後で「ほめる」などのプラスなことを言ってください。
そうすると、後にくるプラスなことによって、前のマイナスなことがかき消されて、人の記憶にはプラスなことが残ります。
保護者様だって、プラスなことばかりを言っていたら、マイナスをご自身でためこんでしまうことになりかねません。そうすると、保護者様のストレスになってしまいます。
だから、プラスばかり言う必要はありません。
マイナスを出したら、プラスでしめる。
いわゆる「飴とムチ」理論ですね。あ、これだと順番が違いますね。
「ムチと飴」!
この順番で子供と接すれば、きっと子供に保護者様の気持ちが伝わることでしょう。
少しで構いませんので、心がけてみてはいかがでしょうか?
それでは、今日はこの辺で。
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